2007年7月11日水曜日

7月例会「新自由主義的グローバリゼーションへのオルタナティブ(対案)を考える<第II期>」(その7)コモンズをとりもどす: グローバル化してはならないもの

%%%───────────────────────%%%

【研究会】新自由主義的グローバリゼーションへの
オルタナティブ(対案)を考える<第II期>

(その7)コモンズをとりもどす:
   グローバル化してはならないもの

%%%───────────────────────%%%

ATTAC京都では、昨年、「新自由主義的グローバリゼーションへのオルタナティブ(対案)を考える」と題して、現在の企業主導のグローバリゼーションに変わる新しい社会・経済モデルを検討する研究会を始めました。
世界各地で始まっている先進的な事例の調査、それらの事例に学びながら新しい世界経済と地域経済のあり方、社会・政治システムのあり方をさぐる研究作業、さらにはATTACとして「もう1つの日本」への具体的な政策提言を行っていくための理論的な土台を築くことが主な目的です。



今回は、『ポストグローバル社会の可能性』(ジョン・カバナ、ジェリー・マンダー編著、緑風出版)の第5章を手がかりに、現代社会において当然視されている私的な所有と市場のルールとは異なる、人類社会が昔からもつ別の原理「コモンズ」にスポットをあてます。
コモンズとはコミュニティの成員が利用できる共有の資源/権利を指しますが、本書では水・空気・森林などの自然資源のコモンズだけでなく、社会的に蓄積された知識や慣習などの文化的なコモンズ、そしてそれら伝統的なコモンズの使用権を信託された政府が提供すべき"現代のコモンズ" - 公共サービスに拡張して議論します。
その中で、新自由主義のグローバリズムがどのように社会の持続性に脅威を及ぼしているか、持続可能な社会が満たすべき条件はなにかということについて議論が深められたらと思います。
テキストにそって担当者が問題提起を行いますが、読んでいない方にも理解できるように進めます。ふるってご参加ください。



過去の研究会:
第I期(2006.8-11)
その1) イントロダクション 持続可能社会の「原則」とは?
その2) ドーハ・ラウンド交渉崩壊 WTOに代わる「公正な貿易」とは?
その3) 参加型政策決定 ケララ・ポルトアレグレから考える直接民主主義への挑戦
その4) WTOに代わる「公正な貿易」とは?(続き) ALBA — 南米からの変革の潮流

第II期(2007.4- )
その5)グローバル企業の何が問題か —「企業支配」の構造と変革への道筋をさぐる
その6)聖ならざる三位一体:世界銀行・IMF・WTO—「ブレトン・ウッズ体制」からのオルタナティヴを探る

※第I期は世界各地の社会運動団体・個人が参加するグローバル化に関する国際
フォーラム(IFC)の主要メンバーによる共同の著作 "Alternatives to Economic Globalization"を、第II期はその日本語版『ポストグローバル社会の可能性』(翻訳グループ「虹」訳、緑風出版)を手がかりに討論を進めています。

===========================================================
【ATTAC京都 7月例会】
新自由主義的グローバリゼーションへのオルタナティブ(対案)を考える

(その7)コモンズをとりもどす:
   グローバル化してはならないもの


★ 日時: 7/14(土)18:00開場 18:30開始 (20:50終了予定)
 場所:ひと・まち交流館 京都 第1会議室(河原町五条下る東側)
http://www.hitomachi-kyoto.jp/access.html
 資料代: 300円

  ◎ 申し込み不要。どなたでもご参加いただけます。

★ 報告: ATTAC京都事務局


連絡先: 080-5358-1409(末岡)
Webサイト: http://kattac.talktank.net/ 電子メール: kyoto@attac.jp

0 件のコメント: